理解するには尚も浅く

博識ではなく薄識であるということだ。意思伝達にせよ表現にせよ何らかのインプットがあってのもので、そのなんらかが量的に計測しうるものである以上、時間当たりの密度(濃さといってもよい)をいかに獲得するかである。趣味趣向の違いであると最初は感じたが、そんなものでは断じてないのである。キャンバスにぶつけたインクの瓶の飛沫が1ミリずれたところで、それは「芸術」たり得るのかということでもある。