思い浮かんだお話メモ

引きこもりがちのとある冴えない青年がメモを書いているときに自分の筆跡が、どうも自分のものらしくない事に気づく。その後、自分の趣向と異なる衣服や食事を行なう場面に出くわすようになり、自己の人格がなにか他の人格に侵食されているのではないかという恐怖感に襲われる。さらに、その後、耳がよく聞こえにくくなり、視界も霞んでいくなかで、垢抜け、彼女ができて、童貞を卒業する自分をぼんやり眺めつつ、自分では無くなっていくが、まあ良い方向に向かっているのだなと思い、静かな暗闇で眠りにつく。